なぜ鉄筋コンクリートなのか

・木造・鉄骨造と鉄筋コンクリート造

建物の構造は使用する材料から大きく、2つに分けられます。
1.木造・鉄骨造は、木材や鉄骨などの部材を組合わせてつくられています。
2.鉄筋コンクリート造は、鉄筋とコンクリートからできています。鉄筋を組んだ部分を型枠で囲み、コンクリートを流し込んでつくられます。鉄筋コンクリート造は、RC(ReinforcedConcrete)造ともいわれています。
木造軸組み構造、鉄骨造などRC壁式構造
※上図は模式的に示した図であり、正確に構造を表しているわけではありません

・天災・人災の影響を受けやすい日本

日本は、地震・台風・津波などの自然災害が多く、また人口密度が高く、建物が密集しているので火災の延焼被害を受け易い国です。阪神大震災では、地震直後の建物の倒壊より、その後の火災で亡くなった方が多かったそうです。従って、日本のような地域では、建物の耐震性と耐火性は、とても重要なのです。

・公共の建物の多くは鉄筋コンクリート造

公共の建物は、災害時の地域住民の避難施設として、また災害対策の基地としての役割が求められます。そして、都市部を中心にそのほとんどが鉄筋コンクリート造です。それは、鉄筋コンクリート造の方が耐震性・耐火性に優れているからなのです。

・優れた耐久性

税法上の耐用年数
鉄筋コンクリート(RC)造の税法上の耐用年数は、47年です。それに比べ、木造や鉄骨造は20~30年しかありません。これは役所が、鉄筋コンクリート(RC)造の建物は、木造や鉄骨造の建物の1.5~2倍以上長持ちしますと、公に認めているようなもので、より高い資産価値が保証されています。

・各国に比べ、短命な日本の住宅

各国の住宅回転率
アメリカや西欧の国の住宅の建替え年数は、80年以上です。それに比べ、日本は30年しかないそうです。
戦後の高度経済成長期に、ウサギ小屋と揶揄されながら、質より量を求めてきた日本の住宅政策も変わりつつあります。年々給料が上がっていく右肩あがりの時代も終わり、地球環境のことも考えると、これからは建物をつくっては壊し、つくっては壊していくやり方はできなくなってくるでしょう。

・今後の鉄筋コンクリート造

これからは安心して快適に暮らせる家がどれだけ長持ちするかにその資産価値が見出されていくことになるでしょう。長持ちするということは、建替え時期が伸びるのでライフサイクルからみたコストも圧倒的に有利になるのです。耐震性・耐火性・耐久性に富んだ鉄筋コンクリート造は、今まではどうしてもお金持ちが建てる高級イメージがありました。
しかし、これからは誰もが鉄筋コンクリート造を求める時代がやってきたのです。
また、マンションでも同様に資産価値が高まります。